PBL CROSS


3月28日、岡山大学構内にある共育共創コモンズにて、PBL CROSSが行われました。

これは岡山県内の高校教員と岡山大学の教員で高校生の探究活動について考える取組です。

清田哲男先生の講談のあと、ご参加の先生方からいただいた、探究活動に関するご質問を紹介しました。探究的な学習における生徒の現状やそれを解決するための指導など多くのご質問が挙がりました。

そのあとは「先生にとって都合の良い探究活動はどのような活動だろうか」をテーマに教員同士でディスカッションを行いました。

先生にとって都合が良いとは何か。それぞれ思考を巡らせながら話し合い、書き出して整理しました。

ディスカッションの後は、それぞれのグループで考えたことを全体で共有しました。


・研究の成果をポスターなど見える形にして発表してもらうことが多く、教師は見えているものだけで評価しがちである。

・生徒が教員の専門分野について探究してくれると指導が楽になるほか、活動がどのように進行するのか見通しを持つことができる。

・探究活動を授業の中で完結させてしまいがち。


その他諸々、問いに対する様々な考えがありました。これらの意見を踏まえると、生徒ではなく教師の都合によって探究学習が進められているのではないでしょうか。探究活動は各学校のカリキュラムとして組み込まれており、多くの学校において実施されていますが、それが本当に生徒の学びになっているのか今一度考え直してみることが大切だと学びました。

くるんちゅ




岡山大学 清田哲男研究室

岡山大学で美術教育・創造性教育を研究している清田哲男研究室の学生・院生によるBLOGです。清田哲男教授のご指導の元、学部生7人、修士課程2人、博士課程3人、助教1人の計12人で、岡山大学を拠点に、教育の可能性を広げる研究・実践を行っています。子どもたちの豊かな未来を想い、日々活動しています。

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