菅公学生服株式会社様の新人研修に参加させていただきました
2026年4月6日に、菅公学生服株式会社様の新人研修会にお手伝いとして一緒に参加させていただきました。
「チームビルディングを考える」をテーマに、清田先生のお話や3種類のグループワークを通して、企業での活躍にもつながる感創教育のあり方について学ぶことができました。
菅公学生服株式会社様をはじめとする企業での様々な文化的活動においても、教育現場において子どもたちの学びを考え、支える活動においても、チームビルディングの力を鍛えることは重要です。
自分のできることだけに取り組むのでは、できることの範囲は広がりませんし、チームで動くからこその力を生かせているとは言えません。そもそも、自分のできることに気づくためには、他者の存在が不可欠です。他者と関わり合うことで、自分にできること・できないこと、相手ができること・できないことに気づくことができるのでしょう。
そのようなことを実感し、他者とともにより良く生き、働いていくには何を大切にする必要があるのかを、今回の3つのワークを通して考えることができました。
ワーク1<徹底的な褒めごろし>では、道に落ちていたものの中から自分が魅力的だと思った1つを拾ってきて、その魅力をグループの人に発表します。参加者は花びらや落ちていた切符、割れた空き瓶や葉っぱなどを拾ってきてその魅力を伝えようとします。
しかし、そのときの条件として「説明する相手であるチームメンバーは地球のことを何も知らない宇宙人だ」という設定が追加されました。宇宙人には「花」も「瓶」も「道」も通じません。参加者はそういった状態で、拾ってきた物の魅力をうまく伝えることの難しさを感じました。
この活動を通して、誰にでもわかるように説明することの難しさを感じたと同時に、様々なお客様を相手に自社の商品の良さを説明する力にもつながることを学びました。たしかに、伝えるとは伝えたいことを単に言葉を並べることを言わず、伝える相手を想定して、その人に向けてどのように伝えるべきなのかを考えて初めて意味を成すのかもしれません。
また、この活動の後半では、拾ってきた物に対してできるだけたくさんの褒め方を考えてみるという活動も行いました。褒め方をたくさん考える中で、うまくたくさん褒めるには多くの視点が必要であることに気がつきました。多くの視点を獲得するには、様々な他者の視点を多く想定できる必要があります。
清田先生からは、「私が褒めるのではなく私たちが褒める意識が大切。」「WEの視点を意識できるようになってほしい」と教えていただきました。
ワーク2<見えない属性>では、会話を通してグループの人同士で見えない共通属性を探す活動を行いました。好きな食べ物や出身地、趣味や経験など、自然な会話の中でさまざまなポイントで共通点を探していきます。
この活動を通して、見えない属性をイメージし続けることの大切さに気がつくことができました。思い込みでのみ話すことは危険ですが、そもそも思い込み、相手をイメージしなければコミュニケーションは始まりません。そこで、私たちはできるだけ多くのパターンや考え方をイメージできる必要があるのでしょう。イメージを増やすことで、それをメタ認知する自分自身の思考の深まりにもつながります。より円滑に、他者を尊重してコミュニケーションをとるためにも、今回の活動のような、様々な他者のあり方をイメージする力とそのための多くの経験が求められているのだろうと感じます。
最後に、ワーク3<紙コップタワー>では、グループで協力して時間内に一番高く紙コップを積むことを目指しました。どのような形で、どのような方法で積めばより高く積めるのか、グループで話し合いながら積み上げていきます。
しかし、ただ積み上げるだけではありません。チームメンバーそれぞれに、「目隠しをする人」「しゃべってはいけない人」「聞き手を使ってはいけない人」「椅子から立ってはいけない人」という縛りが課せられます。その縛りの中で紙コップを積み上げるのです。
メンバーそれぞれのできないことを考慮しながらそれぞれがより効果的に働き合える方法を探る中で、チームメイトの視点が「できないこと」から「できること」になったことを実感しました。あの人はしゃべれないから、あの人は椅子から立てないからではなく、「しゃべれなくても積む作業はできる」「立てなくても指示をすることはできる」とできること探しが自然に行われました。
それは、チームビルディングにおいて欠かせない視点なのでしょう。自分のできることできないこと、他者のできることできないことをよく理解し、広げていくことがチームビルディングに求められているのではないかと考えさせられました。
これらの活動を通して、創造性の視点からのチームビルディングにおけるポイントは、美術教育においても大切になってくるポイントなのだろうと感じました。
これからの文化を形成する一員として働きかけられる存在になるためには、企業においても、学校現場においても、子どもたちの間でもこういったより良いチームビルディングを目指す視点が大切になってくるのだろうと思い、今回学んだことを大切に考えていこうと思いました。
Oki
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