岡山市立伊島小学校 校内研修に参加しました!


先月の7月28日に、岡山市立伊島小学校での校内研修が行われました。

研修では、岡山大学の清田先生がご講演をされ、「創造性とは何か」を問いただし、子どものよりよい学びを育むための授業の考え方や、「学びの扇」を用いた、生徒の学びの見とり方について、伊島小学校の皆様と岡山大学の先生方、学生一同で考えを深めました。

ご講演のお話の中で私が気になったのは、「あなたは、今何を見ていますか」という問いかけを、子どもたちにしてみるという内容でした。

子どもたちに、「あなたは、今何を見ていますか」という問いかけをしてみると、多くの子どもたちは、「何もない」と答えるそうです。この問いかけに対して、「何もない」と答えることは悪いことではなく、むしろ「何もない」ことを感じ、答えることができることこそが、重要なのではないかと感じました。

ただ、教員の役割の一つとして、子どもたちに「何もない」以外の、たくさんの答えがあるということに気づかせ、それが自分なりの答えとして言えるように導くということが、大切なのではないかと考えました。


この質問に対して、「何もない」以外の答えを導き出す生徒の例として、例えば、「空気」と言う子や、「先生」と言う子がいたりするそうです。

なぜ、「あなたは今何を見ていますか」という問いかけに対する答えは、人によって違うのでしょうか。それは、「人それぞれに、違った経験やキャリアを積み重ねてきているから」だと、お話の中でおっしゃられていました。

そのお話を聞いて、子どもたちに、多様な物事の見つめ方や、発想の仕方をしてもらい、問いに対するたくさんの答えを導いてもらえるようにするためには、教員が、授業や活動の中で、子どもたちに、「日常の当たり前を覆すような物事の見方をする経験」をたくさんしてもらえるような仕掛けをすることが必要なのではないかと学ぶことができました。

ご講演の最後には、「紙コップ・ビルディング」という活動をしました。

この活動での目的は、紙コップを、他のどのチームよりも高く積み上げることです。しかし、チームメンバーには、それぞれに違った制約が課せられます。その中で、どのようにチームワークを発揮し、紙コップを高く積み上げることができるのか、か重要になります。


活動を通じて、一人一人の制約を、〇〇さんは「●●ができない」で終わらせるのではなく、「●●はできないけれど、逆に△△はできる」と考えることが、チームで協働して活動をする際に、重要なのだと学ぶことができました。

これは、実際のチームワークをする際にも生かすことのできる考え方だと感じました。

例えば、人は、それぞれ得意不得意があったり、違った状況に置かれていたり、障がいがあったりと、それぞれに違った制約を抱えて生きています。そのような中で、上手に連携をとり、協働して動いていくためには、「できないから」といって放置してしまうのではなく、「逆にできることはなんだろう」とチーム全員で考え、それを踏まえ、それぞれの役割を、適材適所で配置していくことが、ポイントになるのではないかと学ぶことができました。

私が将来社会に出て、団体の中で活動をしたり、協働して一つのプロジェクトを進める際にも、今回学んだことを意識して取り組めるようにしていきたいと感じました。


今後の大学生活でも、授業での内容や、岡山大学の美術教育講座の有志学生を中心とした、アートプロジェクトチームである、STartLE(スタートル)での活動を中心に、日常を問いただす問いかけや子どもたちの「おもしろい」を生み出す授業の在り方について考えていきたいと思います。 


よぴ

岡山大学 清田哲男研究室

岡山大学で美術教育・創造性教育を研究している清田哲男研究室の学生・院生によるBLOGです。清田哲男教授のご指導の元、学部生7人、修士課程2人、博士課程3人、助教1人の計12人で、岡山大学を拠点に、教育の可能性を広げる研究・実践を行っています。子どもたちの豊かな未来を想い、日々活動しています。

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