佐藤清明菊桜セレモニー

岡山大学大学本部前にて、
佐藤清明菊桜セレモニーに参加しました。

佐藤清明さんは岡山県浅口郡里庄村(現・里庄町)出身の博物学者です。第六高等学校の助手や清心高等女学校の教諭を務めたのち、岡山大学農学部や医学部、薬学部で講師となり、教育・自然・文化の面で多大な功績を挙げられました。

菊桜の歴史は、1907年に遡ります。旧制第六高等学校の校庭で植えられていた桜を、桜の研究者である東京帝国大学の三好博士に送ったところ、1916年に初めて「菊桜」と命名され発表されました。
しかし、六高で育てられていた菊桜の原木は1945年の岡山空襲によって焼失してしまいます。
そこで活躍したのが佐藤清明さんです。
佐藤清明さんは空襲の前年に、戦争が激しくなることを見越して菊桜の一枝を里庄の生家に接木していたのです。
岡山大学本部前の菊桜は、巡り巡って、佐藤清明さんから守り抜かれてきた大切な木だということがわかりました。

菊桜は花弁が100枚〜300枚と非常に多く、花が散る際は牡丹のように塊で落花します。ソメイヨシノほど植栽されておらず、開花しても葉とともにあるため目立ちにくいですが、成長の過程の多様な表情は味わい深く、多くの人に愛されています。
菊桜は宮中に献上されたこともあり、2024年に岡山で開催される「第74回全国植樹祭」の皇后陛下のお手植え樹木の1つにも選ばれています。

岡山大学にこんな歴史を持った、魅力のある木があることを、セレモニーを通して初めて知ることができました。
本部前はあまり通る機会が少ないですが、これからは散歩してみたり、開花の時期には是非見に行ってみたりしたいと思いました。

スイミー

岡山大学 清田哲男研究室

岡山大学で美術教育・創造性教育を研究している清田哲男研究室の学生・院生によるBLOGです。清田哲男教授のご指導の元、学部生7人、修士課程2人、博士課程3人、助教1人の計12人で、岡山大学を拠点に、教育の可能性を広げる研究・実践を行っています。子どもたちの豊かな未来を想い、日々活動しています。

0コメント

  • 1000 / 1000