なかよし園で「ぬたくり」あそび!


ゆびえのぐで全身絵の具だらけ!

2025年8月19日、岡山大学 学内保育所 なかよし園内にて、園児のみんなと一緒に「ぬたくりあそび」をしました!

ぺんてる株式会社様の、指で直接描画するために開発された「ゆびえのぐ」をたっぷり使って、手も足も顔も、服も髪の毛も、ぜーんぶ絵の具まみれになりながら全身を使って楽しみました。


前日の会場準備 

 ↓ before 


ゼミ生が園にお邪魔し、まずは会場の準備から始めました。 子どもたちが安心して思いきり遊べるように、床に防炎シートを隙間なく貼っていきます。

 「ここ、ちょっとシワになってるよ!」 「切り込みを入れたら大丈夫!」 そんな声をかけ合いながら、ひとつひとつ丁寧に作業を進めました。

特に気をつけたのは、子どもたちが裸足で遊ぶので、足の指を引っかけないようにすること。

しわをしっかり伸ばしながら布テープで貼り合わせていきました。

 完成した会場は、まるで真っ白なキャンバス。ここに子どもたちが色を重ねていくと思うと、準備の時からワクワクが止まりませんでした。


  ↓ after


いよいよ迎えた本番

「ゆびえのぐ」を手にした子どもたちは、最初はちょっぴり遠慮がち。 

でも、ひとりが思いきり床いっぱいに色を広げると、あっという間にみんなのスイッチが入りました。

 気づけば手のひらいっぱいに絵の具をのばし、床にぐるぐる〜! 

ボトルから絵の具を勢いよく発射させたり、いろんな色をかき集めて「絵の具だんご」をつくって投げたり、お友達と色を混ぜあいっこしたり…。

遊びはどんどん広がっていきました。 


 床がだんだんヌルヌルになってくると、子どもたちはその感触を足の裏で楽しむようになりました。

 「きもちいいー!」「ぐにゅってする!」 足も手も、全身で絵の具の感触を味わう子どもたちの姿は、とても生き生きしていました。

 やがて「ぬるぬる相撲大会」がはじまり、子ども同士でぶつかり合ったり、転がったり。

そこに教授やゼミ生も加わると大盛り上がり!と思ったら、次の瞬間すってーん!と転んで、教室は笑い声でいっぱいになりました。 

 絵の具の感触と身体の動きが重なり合って生まれる、ここでしかできないダイナミックな遊びの時間。

子どもも大人も、夢中になって楽しみました。



あちこちから笑い声と発見の声があふれ、会場はカラフルな海のように変身していきました。



子どもたちの「また来てね!」 

 今回のイベントを終え、会場の片付けを済ませて私たちゼミ生が園をあとにする頃、ちょうど園児たちは給食の時間でした。 

 テーブルに並びながらも、みんながニコニコの笑顔で手を振ってくれます。 

「バイバーイ!」 

「また来てねーー!」 

 何度も大きな声で呼びかけてくれる子どもたちに見送られて、私たちの心もぽかぽかに温まりました。 

 家や普段の生活ではなかなかできない「ぬたくりあそび」。 

そんな特別な体験だからこそ、子どもたちの記憶の中にきっと残っていくのではないかと思います。 

子どもたちの「楽しかった!」という笑顔や「また来てね!」の声に、私たち自身も大きな力をもらいました。 

 今回、このような貴重な機会をくださった なかよし園の先生方に、心より感謝申し上げます。 

そしてこれからも、子どもたちと一緒に表現の楽しさを味わえるような活動を続けていきたいと思います。


なぎさ




岡山大学 清田哲男研究室

岡山大学で美術教育・創造性教育を研究している清田哲男研究室の学生・院生によるBLOGです。清田哲男教授のご指導の元、学部生7人、修士課程2人、博士課程3人、助教1人の計12人で、岡山大学を拠点に、教育の可能性を広げる研究・実践を行っています。子どもたちの豊かな未来を想い、日々活動しています。

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