神戸市教育研修会
3月18日、神戸市総合教育センターにて、中学校教育実践研究研究美術グループ全体研修会がありました。
長峰中学校の嶋田先生の実践発表のあと、指導助言の清田先生よりお話がありました。
嶋田先生の実践は、2年生で、灘区近辺のパブリックアートを調べて1枚の地図にするというものです。
地元のアートマップを作成することを通して、
①アートにより人々がどんな感情を持つのか
②作者は作品をどのような想いで私たちに
伝えていくのか
を感じる力を身につけることをねらいとされています。
ただ調べるだけでなく、自分のオススメ作品をPOPとして印象的にまとめることで、 生徒の皆さんの作品への興味や、表現に向かいやすくされているところがすごいと思いました。
生徒のワークシートの記述からも、アートがなぜそこに置かれているのかを考え、自分との関係性をつくろうとしている姿や、アート鑑賞に価値を見出そうとしている姿が読み取れました。
また、作品を見て感じたことや考えたことをなかなか書き出せない生徒への手立てとして、「間違いはないよ。思ったことを書いていいよ。」と指導したとおっしゃっていました。
清田先生もよく「間違いがないのか、正解がないのか、すべて正解なのか、同じような言葉だけど少し違う。」というお話をされます。
生徒によって言葉を変えたり、先生自身が自分が考えていることや生徒のために伝えられることは何かを考え続けたりすることが大切だと思いました。
スイミー
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