高校美術授業検討会(in岡山操山高校)に参加しました。

9月26日(木)、岡山操山高校で、高校や中学校の先生や大学生を交えて、美術の研究授業の検討会を行いました。

今回は高校1年生美術の「読書感想画」という題材の授業を観察させていただきました。読書感想画とは、読書から得られた感動を視覚化し、自分の気持ちを絵画にするというものです。授業ではまず、見えないものを視覚化するための方法を、「オートマティズム」や「ダブルイメージ」、「ディペイズマン」など、虚構の技法と呼ばれるものの体験を通じて探りました。目をつぶって描いたものから何かを見付けたり、思いがけない組み合わせを考えたりしながら、「予想外」を楽しんでいる様子が見られました。

その後、夏休みに読んだ本をもとに読書感想画を描く活動に入りました。イメージマップを使って読んだ本に関するキーワードを出しながら、物語のテーマやイメージを整理したり、広げたりしている姿が見られました。

授業後の授業検討会では、自分の思いを造形的に表す活動の大切さや、自身の主題と作者の主題、2つの主題への向き合い方などについて話し合いました。高校の美術の授業について様々な視点から考える、貴重な会となりました。

だるま


岡山大学 清田哲男研究室

岡山大学で美術教育・創造性教育を研究している清田哲男研究室の学生・院生によるBLOGです。清田哲男教授のご指導の元、学部生7人、修士課程2人、博士課程3人、助教1人の計12人で、岡山大学を拠点に、教育の可能性を広げる研究・実践を行っています。子どもたちの豊かな未来を想い、日々活動しています。

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