○○な風に積む紙コップタワー
高砂市立中筋小学校で、松浦先生(岡山大学助教)が行われる紙コップをつかったワークショップに、同行させていただきました。
この活動はチームで行い、メンバーそれぞれが立ち上がれない、耳栓をする、利き手を使わない、しゃべらないなどの制限をつけられます。
また、ただ高く積み上げるだけではなく、「かっこよく」や「美しく」など、チームごとに主題を決めてつくります。
活動が始まると、すぐにみんなで協力して作る方法を考えて、バインダーを使って指示を出す子や、注目を集めてから手本をやってみせる子などがいました。
喧嘩に発展しかけているところや、ひとり一人で別々のタワーを積み上げている班もありました。
自分がしたいことと、友達と擦り合わせるということのバランスをとるが、5年生にはまだ難しいのかなと思って見ていたのですが、振り返りのときに、「〇〇さんが助けてくれて嬉しかった」という感想を話す子がいました。
「どう助けられたの?」と先生が聞くと、「うんうんと(相槌)聞いてくれたのが嬉しかった」と答えていました。
私は紙コップを積んでくれたとか、渡してくれたとか、実働面での助け合いを想定していましたが、「話を聞いてくれる」ことが「助ける」ことになるという感覚は、すごく優しいなと、ハッとされられました。
これからも子どもたちから学びながら、「こんなふうに人と関わっていきたい」などの理想を持って活動できるにはどのような声掛けや支援が必要か考えていきたいです。
文:スイミー
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