令和6年度岡山大学教育学部公開講座「自然と遊ぶアートの体験Ⅰ」
2024年12月27日,令和6年度岡山大学教育学部公開講座「自然と遊ぶアートの体験Ⅰ」が開講されました。
この講座は,現在岡山大学教育学部美術教育講座に来られている台湾の留学生の方の発案で,ANCS・STartLEが協力して準備を進めてきたものになります。
自然の中で,自然と共に遊ぶアート体験を通して,参加者の皆様と大学生が,今までになかった価値や気持ちに気付き,日常の見方が変わることを目指しています。
「遊ぶ」ってどういうことでしょうか。
1人で遊ぶこともあるし,みんなで遊ぶこともあるし,遊ぶ時は熱中していたり,楽しかったり…
私たちは,遊ぶときに大切なこととして,「自分で決める」ということを考えました。
草や木や風たちも,誰に指図されるわけでもなく,自分で決めて生きています。そんな中で自分で決めてやってみるということが,今回のテーマになりました。
聴診器で木や落ち葉の声を聴いてみたり,色とりどりのビニールを巻いて木を飾りつけてみたり,その場にある材料と身体をつかって,思い思いに自然と関わっていました。
途中,木を飾っている人たちにお話を聞いてみると,「木をおしゃれにしてあげたい」という思いや,「早く春が来ないかなと思う」といった願いがあることがわかりました。
同じ行為をしているようでも,そこに込められた思いや願いは一人ひとり違っていて,でも,同じ空間にいて,この状況や環境を一緒につくっていると思うと,感動のようななんとも言えない気持ちになりました。
見つけた自然との遊びは,残していけるように,説明書にまとめ,伝えてもらいました。
このような活動が続いていき,皆さんの見つけた「新しいあそび」がたまっていくと,いつか「あそびカタログ」のような本や冊子になるかもしれません。
会の終わりに小学生の女の子が,「これがなくなっちゃうのがさみしい」と言っていたのがとても嬉しかったです。
自分で決めて一生懸命活動したことで,その子とその場所,自然や人との関係が変わったのではないでしょうか。
高校生や大学生も,遊んだ跡の残る木や草原をたくさん写真に撮っていました。
このようなイベントを行う際にはブログやインスタ等で告知していきますので,ご興味を持っていただけた方はフォロー等よろしくお願いいたします。
インスタ
「創造性が社会と出会う美術教育(ANCS)」→https://www.instagram.com/ancs_111/
「清田哲男研究室」→https://www.instagram.com/kiyota_art_lab/p/C8TPgdcylbI/?img_index=1
昨年は大変お世話になりました。
本年もよろしくお願いいたします。
文:スイミー
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