中学校で鑑賞の授業を見学しました

本日の授業は,ラスコーの洞窟壁画を鑑賞する授業です。

洞窟の内部を再現した動画を鑑賞後,ウェブ検索で詳細を調べ,友達と共有して考えを深めます。


教科書では,洞窟壁画は「洞窟に描かれた絵」という視点で紹介されますが,今日は「絵が描かれた洞窟」という視点から考えを深めていました。未だ明らかにされていない問いについて,熱く議論する姿が印象的でした。


先生方との話し合いでは,「自分から作品に興味を持ち,考えられる仕組みで素晴らしい。」「生徒の,どんな案も肯定する姿勢がよかった」「鑑賞時に考古学者の立場になって考える以外に,描く側やほかの立場で考えても面白そう」などの感想がありました。


文化財を何故,誰のために残していく必要があるのかを考えることは大切ですね。

貴重な学びでした。先生方ありがとうございました。


もち

岡山大学 清田哲男研究室

岡山大学で美術教育・創造性教育を研究している清田哲男研究室の学生・院生によるBLOGです。清田哲男教授のご指導の元、学部生7人、修士課程2人、博士課程3人、助教1人の計12人で、岡山大学を拠点に、教育の可能性を広げる研究・実践を行っています。子どもたちの豊かな未来を想い、日々活動しています。

0コメント

  • 1000 / 1000