自分を感じざるをえないアート体験Ⅰ ~もう一人の自分づくり~

2025年4月29日に、岡山大学の公開講座で「自分を感じざるを得ないアート体験Ⅰ」を行いました。

段ボールをかたどって、自分をもう一人つくります。かたどった自分の隣に並ぶことで、「こんない大きかったんだ!」と自分の大きさに驚いたり、「こういうものを持たせたい!」と自分の願いや思いを表現している姿が見られ、子どもたちが自分自身を見つめ直すきっかけになっていたように思います。

一方で保護者の方は、自分の子どもがもう一人いる状況を目の当たりにして何を思ったでしょうか。不思議な感覚になったかもしれません。自分の子どもの成長を感じたり、子どもたちをかけがえのない存在として大切にしたいという気持ちになったのではないでしょうか。

この活動を通して、子どもたちは痕跡を残したのかもしれません。アートは、「そこに存在した」という痕跡を残すことができる素敵なものなのかもしれませんね。

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岡山大学 清田哲男研究室

岡山大学で美術教育・創造性教育を研究している清田哲男研究室の学生・院生によるBLOGです。清田哲男教授のご指導の元、学部生7人、修士課程2人、博士課程3人、助教1人の計12人で、岡山大学を拠点に、教育の可能性を広げる研究・実践を行っています。子どもたちの豊かな未来を想い、日々活動しています。

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