自分を感じざるを得ないアート体験Ⅱ~自然体紙飛行機~

2025年5月11日に、岡山大学教育学部の公開講座で、「自分を感じざるを得ないアート体験Ⅱ」を行いました。

自分と同じ身長の紙飛行機を折ります。まず通常のサイズの紙飛行機でそれぞれの”よく飛ぶ”紙飛行機を見つけた子どもたちがそれを大きくしようとします。折っていく中で、自分サイズの紙は自分一人では折れないことに気づきます。保護者の方や、大学生と協力して”飛ぶ”紙飛行機を完成させました。

外へ飛ばしに行くと、思っていたより飛ばないことに気づきます。「おしりから落ちる」「墜落する」「重い」という声が聞こえてきます。どうすれば”よく飛ぶ”ようになるのかをみんなで考え、試行錯誤します。パネルで羽を固定したり、穴をあけたり、羽を上向きにしたり、竹ひごで浮くようにしたり、、、子どもたちは様々な方法を模索しました。

自分サイズの紙飛行機を飛ばすには様々な力が必要でした。人の力、道具の力、自然の力。私たちはいつも一人では生活できていません。どんなことをするにも誰かの支えが必要だということに気づけたのではないでしょうか。子どもたちにはその実感をもって生活したり、新たなことをたくさん見つけてほしいと思っています。 

                          ちは


岡山大学 清田哲男研究室

岡山大学で美術教育・創造性教育を研究している清田哲男研究室の学生・院生によるBLOGです。清田哲男教授のご指導の元、学部生7人、修士課程2人、博士課程3人、助教1人の計12人で、岡山大学を拠点に、教育の可能性を広げる研究・実践を行っています。子どもたちの豊かな未来を想い、日々活動しています。

0コメント

  • 1000 / 1000